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水

​「水つくり」開発ストーリー
水物語その47 プロの現場から~蕎麦店~

今回は日本蕎麦屋さんとのお話です。

いまから16年前、東京で開催された

「麺産業展(めんさんぎょうてん)」

という展示会に

出展したことがありました。

名前の通り、うどんやそばといった

麺類に特化した展示会で

小麦や蕎麦粉を扱う製粉会社から

鰹節問屋、製麺機などの機器メーカー、

店舗の建築会社など様々な会社が

一堂に参加するイベントです。

水つくりは厨房機器として

出展しました。

水の違いが一番わかりやすいのは

やはり「味」ですので、

ブースに水を引いてもらい、

水道水と水つくりを通した水を

その場で試飲できるように

設置しました。

また、水道水と水つくりによる

「出汁」の違いもわかるように

体験コーナーも用意しました。

カットした昆布が入った密閉容器を

2つ準備し、

それぞれの容器へ水つくりの水と

水道水を入れ蓋をします。

わかりやすいよう容器にシールを貼り、

20分後に戻ってきてもらって、

味比べをしてもらうというものです。

来場していた蕎麦職人の方々が

試されていきましたが

蓋を開けてにおいを嗅ぐなり

驚いた表情をされ、

味見をしては「こんなに違うんだ」と

納得してくれました。

 

体験される方の中で、

一人だけ立ち去らずに

考え込んだ表情で

水つくりを見つめる人がいました。

声をかけると、

しくみや設置について

熱心に質問をしてきました。

しかし、一通り説明を終えると

「わかりました」と深く頷き、

立ち去ってしまいました。

その後、展示会のイベントブースでは

蕎麦打ちの実演が始まりました。

まずは、水道水から残留塩素だけ抜いた

いわゆる「浄水」を使った蕎麦打ち。

その後、水つくりを通った水での

蕎麦打ち実演がされました。

実演イベントには、

先ほど熱心に質問してくれた方も

参加しており、

それぞれの蕎麦を手に取り、

香りを比べているようでした。

イベントが終わると、

その方は真っ直ぐに

水つくりのブースへ来て

東京の立川で蕎麦屋をやっていること、

常にお客さんが喜ぶ蕎麦を出したいと

思っており

この水ならばそれが叶えられそうだと

感じたこと、

なのですぐにお店に水つくりを

設置してほしいことを

一気に話してくれました。

そのまますぐ設置の運びとなり、

今も変わらずご利用いただいています。

仕事柄、「水を選ぶ」のに

大変苦労されていたそうですが

水つくりと出会い、

安定したお蕎麦が作れるように

なったそうです。

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