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前回まではカット野菜の加工を行う
奈良県の食品加工工場での事例を
ご紹介しました。
リアクターを取付けたあとは
以前よりも少ない薬剤で
雑菌の繁殖が抑えられるように
なったという報告は、
水つくりにとって、とても嬉しいものでした。
それは水物語その24で紹介した
京都微生物研究所での研究結果が
現場で実証されたということなのです。
この工場で分かったのはこれだけでなく
「水で野菜の新鮮さが長持ちする」事も
実証してくれました。
オーナーいわく、
「工場に入った野菜は
まず次亜塩素とオゾンに通すんだが、
カットした後で
全部水つくりの水に潜らせるのよ。
そしたらな、切り口が酸化して
茶色くなるのが遅くなるのよ。
2日か3日は延びる。
茶色くなると売り物にならへんから、
これは大きいでー!」
とのこと。
これは水つくりの水が
酸化を遅らせる力がある、
水によって酸化還元電位が
低くなることの証明となるお話でした。
衰退していた地元農家の生きる道を、
カット野菜つくりによって
大きく切り開いたオーナー。
工場の売上げは農家にも
直接影響してしまうのという
開拓者故(ゆえ)の責任を
一手に引き受けている彼が
嬉しそうにこの話をしていたのを、
今でも忘れられません。
この工場で作られたカット野菜は
関西の大手百貨店とコンビニで売られ、
人気が絶えない商品と
なっているそうです。
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